【交通事故後の後遺障害とは?】知らないと損する基礎知識と申請の流れ
2025年05月29日
交通事故によるケガは、治療によって回復するものが多い一方で、どうしても完全には治らず症状が残ってしまうケースも存在します。
それがいわゆる「後遺障害」と呼ばれるものです。
後遺障害は、補償や慰謝料の面で非常に重要なポイントになるため、正しい知識を持つことが欠かせません。
今回は、交通事故後に起こる後遺障害について詳しく解説していきます。
① 後遺障害とは?
「後遺障害」とは、交通事故によるケガが治療を終えた後でも、
完全には回復せずに身体機能や外見に一定の障害が残ってしまう状態を指します。
たとえば、
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むち打ちによる慢性的な首の痛み・しびれ
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骨折後の関節可動域制限
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脳へのダメージによる記憶障害
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外見上の醜状痕(傷跡)
などが後遺障害に該当する可能性があります。
事故の規模にかかわらず、軽微な事故でも後遺障害が発生することがあるため、油断は禁物です。
② 後遺障害が残った場合に受けられる補償
後遺障害が認定されると、次のような補償を受けることができます。
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後遺障害慰謝料
事故によって負った精神的苦痛に対する賠償。 -
逸失利益
事故によって労働能力が低下したことによる将来的な収入減少分への賠償。
これらは、後遺障害等級に応じて金額が大きく異なります。
(例:1級が最も重く、14級が最も軽い)
つまり、後遺障害の認定を受けるかどうかで、将来受け取る補償額に大きな違いが出るのです。
③ 後遺障害の認定を受けるには?
後遺障害の認定を受けるには、次のような手続きが必要です。
1. 病院で「症状固定」の診断を受ける
「症状固定」とは、これ以上治療を続けても症状が良くならない状態を指します。
一般的には、事故から6か月程度の治療期間を経たあと、医師が判断します。
2. 必要書類を準備する
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診断書
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後遺障害診断書
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医療機関のカルテや検査結果
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レントゲン、MRI画像
これらをもとに、後遺障害等級認定の申請を行います。
3. 損害保険料率算出機構に申請
申請書類は、損保会社または本人(被害者側)が直接提出します(被害者請求)。
審査期間は通常3〜6か月程度かかります。
4. 認定結果を受け取る
認定された場合は等級に応じた補償が決定します。
認定に納得できない場合は「異議申し立て」も可能です。
④ 後遺障害が認定されにくいケース
特に以下のような場合、後遺障害の認定が難しくなることがあります。
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初期診断で症状の訴えが十分でない
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通院頻度が少ない(空白期間が長い)
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医師への症状説明が不十分
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MRIや神経学的検査の結果が弱い
事故直後から、しっかり通院し、症状を正確に医師に伝えることが非常に重要です。
また、むち打ち症など「見た目にわかりづらい症状」ほど慎重な対応が求められます。
⑤ すぎやま鍼灸整骨院宮原院ができるサポート
すぎやま鍼灸整骨院宮原院では、交通事故後の後遺障害リスクに対応するため、
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むち打ちや腰痛への専門施術
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初期対応からの通院サポート
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保険会社への対応アドバイス
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後遺障害申請サポート(必要書類作成アドバイス)
まで、トータルで支援しています。
通院記録や症状経過を適切に管理し、後遺障害認定に向けた土台作りもお手伝いできます。
◆まとめ|後遺障害を甘く見ないことが大切!
交通事故後、見た目には大したことがないように思えても、
後遺障害が残るリスクは常に存在しています。
早期からしっかり治療を受け、必要であれば後遺障害申請を検討する。
それが、事故後の人生を守る大きなポイントです。
🚗事故後、体の不調が続く方
🚗通院をどう続けたらよいかわからない方
🚗後遺障害の申請を考えている方
そんな時は、すぎやま鍼灸整骨院宮原院へお気軽にご相談ください!